共振磁性体が破損した時の応急処置から始まる新たな共振磁性体利用術

共振磁性体は消耗品です。

そしてHighleadsスティックRを用いた打撃を推奨している為、普通のスティックに対する耐久性が永続的でない事は明白です。
更には、コンガ、ジャンベ、和太鼓など、厚い本皮ヘッドに対する収音にも、耐久性が永続的でない可能性が高いのです。
故に、あえて破損してしまった共振磁性体を再利用して、応急処置として利用したい方。もしくはヘッドをあまり交換しない楽器の方向けに、
特許申請書に記載済みの応用利用術を公開させて頂きます。この方法は、ドラムのタムの薄いヘッドを頻繁に交換したい人向きではありません。
しかしながら、ヘッドをめったに変えない生皮などには、現状のCubeMicの手法よりも有効な方法です。

どうかこの応用収音法も、参考にご覧下さい。

そして↑上記のHighleads☆Superシリーズへの移行をお勧め致します。
ドラムの音に、ビビリ音が出たら

CubeMicのドラム系は特に、ヘッドに対して、アーチ型に反らせた金属板に対して打撃振動を以て圧迫し続ける為、まるでサックスのリードのように、
消耗すれば、割れたりします。叩いていて【ビー】【ビリビリ】という、カズーみたいなビビリ音が出たら、共振磁性体を確認して下さい。
ヒビが入っていたり、パックリ割れていたら、それは消耗品としての寿命が尽きた事になります。直ちに新品を購入して、交換して下さい。

もしくは、上に公開した応急処置、応用利用術をお試し下さい。

C-XおよびH-Xの運搬時におけるシンバルおよびハイハットからの取り外しのお願い

弊社としましては、C-XおよびH-Xをご購入のお客様には、取扱説明書を添付し、その取扱説明書の【2】配線と運搬に関してという章の下方にて
【運搬時は、シンバル(ハイハットトップシンバル )からネジ止めを外して C-X (H-X)専用のプラスティックケースに収納して、保護した形で
 運搬して下さい。CubeMic は繊細な作りの為、保護しないで運搬する事による破損に関して、一切ユーザー様の自己責任とさせて頂きます。】
と明記させて頂いております。
C-XおよびH-Xは精密機器であり、シンバルおよびハイハットに設置した状態での耐久性のみを考慮した設計となっておりますので、シンバルおよび
ハイハットに本体を取り付けたまま、運搬時に倒したり、スタンドが横から滑って来てぶつかったりすれば、CubeMic本体が破損しても当然という
事になります。故に、CubeMicは運搬時に取り外す事をお願い申し上げます。

ノイズについて

例えば、Highleads製品をオーディオインターフェイスの電源ユニットに近づけたり、蛍光灯に近づけたり、エフェクター等の電源アダプターに近づけたりすると、『ブー』とノイズを収音します。これはピックアップが反応する電流が流れている事が原因となります。この様にノイズには必ずノイズになる原因が存在しているので、その原因となる物から遠ざける事により、ノイズを回避する事が出来ます。
 又、エレキギターの録音時とかに良く行われている行為ですが、ノイズを除去する為に、人間の体とか大地をアースにするという手法があります。ピックアップに挿し込んだプラグの挿し込み場所を触る事により、鳴り止むノイズが存在する場合、プラグ部分に電線もしくは専用プラグを取り付け、そのもう一方を、アースの取れる場所に取りつける事により、ノイズは無くなります。
ドラムセットに複数のHighleads製品を取りつける事により、ノイズが気になる事態が生じた場合、複合的な位相ノイズが生じている為、位相反転スイッチのあるミキサーを用いて、順・逆相の組み合わせを以て、ノイズを相殺させられます。

詳細は、 音調整部に関して をご参照頂き、是非とも御導入頂きたく、お願い申し上げます。

パッシブについて

CubeMicは、エレキギターやエレキベースのピックアップ同様、コイル式磁気ピックアップであり、磁気的な誘発電流を増幅する形式で、打楽器の演奏を収音します。自ら電源を持たずに収音するので、こういうタイプのピックアップの事を『パッシブ』と分類します。パッシブの場合、増幅する際に使用するミキサー、アンプ、オーディオインターフェイス等に対し、パッシブに対応した入力方法を行わないと、ノイズの原因となります。

ギター専用アンプとかに直接挿し込む場合、殆ど問題は起きませんが、ミキサー等は入力位置にパッシブ対応のプリアンプが内蔵されている場合と、そうでない場合が機種に由り異なります。オーディオインターフェイス等も同様です。

CubeMicの増幅+音調整部として機械を購入する場合、必ずこの点を事前に調べてから購入されて下さい。

もしくは販売店にCubeMicを持ち込み、入力音を確認し、ご自分で納得の行った製品を購入されて下さい。

又、CubeMicと音調整部の中間に、ダイレクトボックスとか、エフェクターとか、ワイヤレスシステムみたいな『電源が必要なもの』を通すと、そこで電源増幅される為、パッシブ対応でない所に入力する事が容易になります。

又、MOTU社製mk3シリーズ各オーディオインターフェイスは、コンピュータ上でEQも設定保存出来、CubeMicとの相性が非常に良いです。