観光地に住む日常。 V

こんにちは。皆様、お元気ですか?

しんごです。

実は、私の住んでいる場所は、『高尾山』の麓です。

プロドラマーとして、某著名アーティストさんのツアーを回って、生活できるだけの仕事が

入ってくる自信を持った私は、自分のライフスタイルを自己責任で具現化したくなり、実家から

独立を果たしました。

それも当時は、実に親不孝極まりない態度であり、今、思い返すに反省しきりです。。。

先ずは、不動産屋を周り、自分の甲斐性に見合って、自分が気に入った借家を見付け、

契約をしてから、自分の家財を纏めて、『長い間、お世話になりました。今日から独立します。』

と、親に告知して、自分の楽器車で家財を運び、あっと言う間に独立しました。

親としては、何の心の準備もなく、鳩が豆鉄砲を喰らったような驚きの表情にて、送り出すのみでした。

最初に住んだのは、小平市天神町という場所で、近くの畑と畑の間を突き抜ける道から見た夕日が、

気に入って決めた感じでした。

そこで一人暮らしを始めて、はじめて『親がどれ程、自分を養ってくれていたのか?』

という重みを実感したものでした。養われている時は、それが当たり前。気が付きません。

改めて実感出来ました。数年経ち、今の妻との愛を育み、新婚生活を過ごして、長男が産まれた頃に

国立市中に引っ越しました。

マンションの一階に住んで、電子ドラムで練習をしていたら、大家さんに呼び出されて、

いろいろと尋問を受けました。(苦笑) 

職業を証して、難を逃れる。。。(笑)

その後、息子が幼稚園に入園する直前に、国分寺市戸倉に引っ越しました。

国分寺で生活が落ち着いた頃、次男が産まれて、ビクターのディレクターに就任しました。

そして妻に言われました。

『しんごさん。借家住まいは、ずっとお金が出ていくだけ。家を買うなら今しか無い!』

その言葉を受けて、ネットで即検索。2軒の売り家を発見。

一軒目は、青梅のV字路の角の家。ちょっと斜面でピンと来ない家。

もう一つは、八王子市裏高尾町。

即、次の日に見に行く。

妻と見て、気に入って、即購入!! (笑)

気に入った最大の理由。

『鬼門に多摩御陵武蔵御陵が在り、裏鬼門に高尾山薬王院が在る』

これは、霊的に守られた要塞のような磁場に違いない!! (笑)

住み始めて、後で気が付く。

『めっちゃ観光地やん!!』

梅まつり。桜祭り。青葉まつり。夏祭。イチョウ祭り。

更には、『ミシュラン三つ星獲得!!』

観光客が倍増する!!

めっちゃ環境が良いんです。 V

家を買って、一番はじめに驚いた事。

今迄の全ての借家の家賃よりも、住宅ローンの返済金の方が安かった事。

借家のリスクと、売り家購入のリスク。

つくづく考えさせられました。

住居環境が閑静になった事は、自分の職業とも関係がありました。

音楽制作を主として、家族を養っていた私は、過酷な程、耳を酷使して、難聴気味でした。

仕事以外で、なるべく音が静かな環境に居たいという欲求が、杉並区下井草で生まれ育った私に

本能的に働いたのでしょう。

引っ越す度に、都落ちして行ったようです。

その果ての高尾。

実に、快適。

唯一の覚悟は、夕方の甲州街道の渋滞。

又、逆に、休日の朝、高尾山登山を目指す観光客の駐車場待ち渋滞。

これは、裏道で回避。(笑)

最後に特筆する点は、観光旅行する回数が激減しました。 

地元で、観光気分を実感しているからかもしれませんね。

m(_ _)m 敬拝。



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