私のこだわるポイントとは

こんにちは。皆様、お元気ですか?

しんごです。

人それぞれ、こだわるポイントというものがございます。

他の人にとってみれば、『何でそんな事が気になるんだい?』と思われても、

本人にとってみれば、死活問題くらいに重要な点となる部分。

私にも、あります。

今の世の中は、物質偏重な社会。物が溢れています。

人間、バランス感覚が大切ですが、どうにも最近の生活環境は、物が溢れがちな気がしてなりません。

それでも、全てが必要ならば良いのですが。。。

フッと振り返って、自分の周りを見回してみると、『3年間、触ってもいない』という物はありませんか?

昔、プロドラマーだった時代も、私は自分のセットは、各種1セットしか所有しませんでした。

そのセットも、承った仕事毎に、セッティングを変えました。『久美子セット』『KOHHYセット』

『美央子セット』『マーチンセット』『泉谷セット』『登紀子セット』『平沢セット』『丸山セット』

『ヒートウェイヴセット』『ソフトバレイセット』『ヤマトタケルセット』 『Liraセット』

2度と同じセッティングはありませんでした。

しかもツアー毎に、セッティングを変えました。

そのこだわりのポイントは、『使うべき物を使い易いように置く』

 仕事が来たら、演奏する曲を全て聴きます。そして自分の叩かなければいけない楽器を書き出します。

そして曲を聴きながら、叩く手順を考えます。すると、

『この楽器とこの楽器は、この位置が最も叩きやすい』という計算の集合体が見えて来ます。

その結果、『○○さんの○○ツアーセット』が、頭の中で設計完了です。

そうしたら、それを形に具現化して、練習開始です。

で、叩ける様になったら、バンドリハに突入、本番演奏。仕事が終わったら、そのセッティング

で叩く事は、二度と無くなります。(笑)

家の中もそうですね。

『私が歩む人生の目的は何か?』から始まり、『その具現化に必要な物は何か?』

『その物の中で、一番自分にしっくり来るものは、何處のメーカーのどの機種か?』

その選ばれた結果のみが、私の家に存在しうるのです。

そして必要なくなった物は、私の家から卒業します。

例えば、20年間、家族を養い続けてくれた私のメインのアコースティックドラムセット。

ビクターのディレクター時代に、(さすがに愛着があって、、)仮倉庫2畳で月16千円。

10年間保管して、一回も叩けませんでした。保管費用がほぼ200万円。

セットの価格も、ほぼ価値的に200万円。楽器屋に格安で売りに出して卒業です。

打楽器をエレキ化する発明をした事により、 電子ドラムセットに意味を感じなくなり、

手放しました。シンセドラムの『アルトサウンド』も、友人の パーカッショニストに、

『君なら、大切に使い続けてくれるし、私はもう使わないからあげる』

と言って、無料で進呈、継承をお願いしました。

自分の人生にとって、必要で無いものは要らない。

これが、私のこだわりのポイントかもしれませんね。

あともう一つ、更にこだわりのポイントを申せば、

単に、見た目が良い。機能が優秀。新しい。今流行。皆が持っている。これを持っていると受ける。

こういう物は、私の周りには存在しません。

必要無いから。 


m(_ _)m 敬拝。 



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