US-16×08は音調整部になるのか?


TASCAMから販売されているオーディオインターフェイス《US16×08》は、4万円しない価格で16入力できる。
しかも内蔵DSP処理で、低レイテンシーデジタルミキサー+エフェクト処理(EQとComp)が可能らしい。


早速、購入して、ハイリーズドラムR8 で検証してみました。
以下の動画を、ご覧下さいませ。↓


条件

《パソコンが無いと使えません》

US-16×08は、パソコンに繋がないと設定をLoadできないオーディオインターフェイスです。
SceneMemory機能があり、10設定をSaveできますが、本体には記憶できないみたいです。
故に、パソコン無しでハイリーズドラムを楽しみたい方には、お勧めできません。

パソコンにUSBケーブルで繋いで、パソコンにドライバーをインストールして、初めて使えます。
ドライバーをインストールすると、以下の《US-16×08_SettingPanel》というアプリケーションがインストールされ、

起動すると、以下のミキサー画面が現れます。


ハイリーズドラムの入力は、全て統一入力順番があります。
1,バスドラム、2,スネアドラム、3,ハイタム、4,ミッドタム、5ロータム、
6,ハイハット、7,クラッシュシンバル、8,ライドシンバル
です。

入力音量を調整するノブ↑の写真です。

この様に、大体ドラム類、シンバル類は、ほぼ同じ音量です。
バスドラム少し大きめ、スネアが更に大きめです。

ちなみに、EQ設定とCompの設定を以下の感じに設定しました。
動画撮影時は、CompをOFFにして撮影、録音しました。

バスドラムの設定です。↓
スネアドラムの設定です。↓
ハイタムの設定です。↓
ミッドタムの設定です。↓
ロータムの設定です。↓
ハイハットの設定です。↓
クラッシュシンバルの設定です。↓
ライドシンバルの設定です。↓

この設定をSettingPanelにて行えば、ハイリーズドラムを楽しめる事でしょう。
公式サイトでも特徴として公示しているように、16入力で、バンド録音とかに良いと言われてます。
ハイリーズドラムに8トラック使ったとしても、残り8トラックを、他の楽器入力で使えます。
又、音量調整可能な9−10トラックまで使って、10点セットを組む事も可能でしょう。

元々パソコンもDAWソフトも持っていて、バンド録音がしたくてハイリーズドラムを考えている方で、
パソコンのオーディオエフェクトプラグインで音造りをするつもりならば、充分候補として有効です。

取り扱い説明書には、以下の図が書かれてあります。

US-16×08を音調整部にするメリット
《1》MOTUオーディオインターフェイスより価格が安い
《2》16入力がある為、バンド録音用としても使える
US-16×08を音調整部にするデメリット
《1》パソコン無しでは、ハイリーズドラム音調整部として有効に使えない
《2》EQのBand数、調整幅、パラメトリックの数と性能が圧倒的に劣る
《3》リバーブが内蔵DSPにない為、パソコンのDAWソフトでかけるしかない
結論!
生ドラムの代用として叩き、バンド録音もしたい。

本体機能以外は、パソコンで処理するから問題ない。

パソコンもDAWソフトも持っており、これで充分。

というドラマーにお勧めの音調整部です。